またまた自分語りになります。
------------
「オンナは一度バイク降りたら
二度と乗れなくなるらしいよ」
これ、妊娠・出産のため
大好きだったバイクを降り、
辛い思いしてた当時、
CBR600に乗るモト夫が
私にいい放ったひとこと。
モト夫からは
日常的に暴言を吐かれてましたが
これが暴言ベストワン。
これが離婚してもずっと
私のトラウマになっていました。
そもそもお金もないし
ひとり親の責任もあるし
もうオートバイなんて！
二度と乗れない！！
永久封印だ。
ずっとそう思ってたんです。
ところが数年前、
わたしは ふとしたきっかけで
大型バイクに乗る殿方と知り合います。
※GPZ900R 私のバイクじゃないですよ(当たり前）
私がいつも楽しそうに
バイクの話をするので
彼は不思議そうに
「どうしてそんなに長く乗ってたのに
もう乗らないんですか？
僕はそれが理解できない」
と言われたことがあって
そのときは
「ひとり親の責任があるからだよ。
お金もないし」
って答えてたんですが、
彼からある日、友人から
ＳＥＲＯＷを安く譲りうける
レストアするから乗ってみ？
と言われました。
私は最初
「あなたが私に
そこまでしてくれる理由がない
何もお礼ができないよ」
と断ったのですが
「んー（あなたは）わかってない
はっきり言っておくけど、
あなたの元旦那の言葉
僕としてはマジ気に入らない」
「僕にとっては手ごろなセカンドバイク
元旦那の鼻を折る。
それで充分であり
たまたまあなたが好きなバイク。
ちょっと貸してあげる。
あげないよ？」
そう言ってくれました。
んーでもなあ...
そう悩む私の背中を押してくれたのは
シングルマザーの先輩の言葉でした
「自分への戒めなんて
もう考えなくてもいいと思いますよ。
娘さんも幸せに暮らしてることですし」
そのとき
なんといいましょうか、
10年間ひとりで頑張ってた
自分のなかの
心の何かがするっと緩んだ気がしまして..
ＳＥＲＯＷは30年前くらいの初期型で
エンジン以外はなにもかも逝ってましたが
彼はずいぶんお金かけてパーツ取り寄せて
夜な夜なレストアしてくれました。
（私はフロントキャリパーだけ中古を寄贈）
ワンオフのマフラー、社外品のミラーやカウル、
つや消しブラックに全塗、
自分の好みに改造してこのとおり。
ＳＥＲＯＷ・改 爆誕
私は安いグローブとジャケットだけ購入して
お借りしたヘルメットで
おっかなびっくり
久しぶりにバイク乗りに復帰したのが
2017年の秋のこと。
いやー
体が覚えてるもんですねえ。
150kmくらい走ったかな。
それは
恋愛感情とかじゃなく
同じバイクの楽しさを知るものとして
見捨てられなかったのかも
知れないけど
それでも私はうれしくて....
帰宅したときは
ガレージで号泣してしまいました。
それが最初のバイク乗り復帰のきっかけ。
こうして私はトラウマを
克服することができたのでした。
それから年に数回くらい
たまにこのＳＥＲＯＷをお借りして
ＧＰＺで一緒に走ってくれてたんですが。
で、その殿方とはどうなったか？
んー、今でもお茶する程度の仲ですけど
たぶん、恋人ではないです。
あ、独身ですよ念のため。
まあ、コロナ禍が落ち着いたら
いつか一緒に走ってくれたら
いいなあとは思ってます。
でも
向こうが嫌がるかも＾＾；
本日も長々とすみませんでした。
結論
女は一度バイクを降りてもまた乗れる！！
スマホからはPC版に切り替えると
↓のリンクが有効になるようです＾＾
